月間ニュースレター
2012年12月号 「飲酒運転」について
皆さん こんにちは!すっかり寒くなりましたが、いかがお過ごしですか?私のまわりでも風邪をひいている人が増えています。一年の疲れが出てくる時期ですので、体調には十分注意して下さい。さて、今年も残すところあとわずかとなりました。今月は、年末の忙しさと選挙が重なり本当ににぎやかな月となりそうですね。
さて、年末は忘年会等でお酒を飲む機会が増えると思います。いまだに飲酒運転による悲惨な交通事故は、後を絶ちません。今月は「飲酒運転」について考えてみましょう。
「飲酒運転」による死亡事故は、平成14年6月に改正道路交通法により罰則強化されたことで減少し、平成18年9月以降の飲酒運転根絶に対する社会気運の高まりと取締強化、平成19年9月のさらなる罰則強化、21年6月の悪質・危険運転者に対する行政処分強化等により、平成18年以降はさらに減少して、平成22年では平成12年に比較して約5分の1以下になりました。
交通事故死者数はピーク時(昭和45年)には16,765人でしたが、平成23年は4,612人と11年連続で減少しています。しかし、飲酒運転等の悪質運転による事故は依然として厳しいものがあります。平成23年の飲酒運転による死亡者数は13名、負傷者数は218名と、罰則・処分が重くなっても懲りない人が多いですね。
「飲酒運転」とはビールや日本酒などの酒類やアルコールを含む飲食物を摂取し、アルコールを体内に保有した状態で運転する行為です。アルコールは少量でも脳の機能を麻痺させ、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力などが低下します。酒に強い人でも低濃度のアルコールで運転操作に影響がみられることが各種調査研究で明らかになっています。飲酒したら絶対に運転はやめましょう。
アルコールの処理にかかる時間は、1単位のアルコールを飲むと、飲み終わってから体内処理におよそ4時間かかります。飲酒して8時間後に勤務したとします。2単位ならまず検出されませんが、3単位だと検出される可能性が高くなります。アルコールの分解処理には、体質・体重・体調・飲み方などによる個人差・性差があり、睡眠中は処理が遅くなります。翌朝まで残るような飲み方はやめましょう。
万が一飲酒運転事故を起こした場合、「自動車保険」は支払われるでしょうか?自賠責保険、自動車保険の内対人・対物賠償保険等他人を死傷させたり、他人の物を壊した場合には支払われますが、運転者自身の死傷や自分の車については補償されません。 それでは「生命保険」はどうでしょう。「終身保険」や「定期保険」などの死亡保障の生命保険は支払い対象となりますが、「医療保険」の入院給付金や手術給付金等は受け取ることができません。
飲酒運転で人身事故を起こした場合、「危険運転致死傷罪」が適用となるケースも有ります。実際に死亡事故の場合、懲役20年の判決を受けた判例も有ります。多額の賠償金(保険で手当てできる場合有り・・・)と自身のケガの治療費、車の修理代、行政処分や刑事罰、社会的制裁による信用失墜や失職など金銭的にも精神的にも追い詰められ、人によってはまさに人生が終わってしまう場合も考えられます。本当に「飲んだら運転しない」を励行しましょう。
今年も「おがわ通信」を愛読していただきありがとうございました。来年も宜しくお願い申し上げます。
2012年11月号 「防衛運転」の一つの方法である「危険予知(予測)運転」について。
皆さん こんにちは!!
10月中旬から急激に温度が下がり、涼しいを超えて寒 くなってしまいましたね。今年は春の期間も短かったですが、秋の期間も短そうです。秩父路では、毎年恒例の秋の催しが各市町村で開催されるので楽しみです。さて今年も残すところ、あと2カ月となりました。これから 忙しい時期になりますが、体調管理を心がけてがんばりましょう。
先月号では、事故を起こさない為の「防衛運転」について取り上げました。今月は「防衛運転」の一つの方法である「危険予知(予測)運転」について考えてみましょう。
「防衛運転」を考える時必ず出てくるのが、「ハインリッヒの法則」です。1:29:300の法則とも言われており、1件の重大な災害や事故には29件の軽い災害・事故があり、300件のヒヤリ・ハットがあるという法則です。事故にはなっていないヒヤリ・ハットには、さらに多くの不安全な行動と状態があると言われていますが、これらのほとんどは事前に予防することが可能であると考えられています。
ミスや事故を起こすことが許されない医療や航空機の運航の現場では、ハインリッヒの法則が取り入れられ、実践されています。「防衛運転」とは、事故に結びついてしまう恐れのある行動や現象に事前に注意・対処する運転テクニックです。日常の何気ない行動に注意を払うことこそが、重大な事故を防ぐことができるということです。
「防衛運転」とは、事故に遭遇する確率を減らすような走り方を言います。つまり、前を走るドライバーが急ブレーキをかけるかもしれない。(危険予知)そのためには、車間距離を十分に取ろう。(防衛運転)道路わきから子供が飛び出すかもしれない。(危険予知)すぐに停止できるスピードで走ろう。(防衛運転)等々・・・
我々は日常運転で「危険予知」「防衛運転」の行動を実行していますが、自分がどんな運転をしていても他のドライバーや歩行者の過失によって事故に会うことがあります。 しかし、「危険予知」による行動を取ると取らないでは、結果が全然違います。
事故を起こさず、事故に巻き込まれないような運転には、様々な交通状況にひそむ危険を早めに予測し、危険を回避する行動が求められます。この様な危険予測能力を高めることは訓練次第で向上させることができます。それでは下記の例題で「危険予知・予測訓練」をしてみましょう。
*車で住宅街の道路を走行しています。この状況ではどのような危険因子が含まれているでしょう。「考えられる危険要因」を考えてみましょう。(まずは解説を読まないで考えてください)
<危険要因の解説>
1. 前方のT字路から出てくる車・自転車・バイクや人と衝突する危険。
(前方路面┣の標示に注意。この表示はT字路のあることを示している。
対向車のため表示が見ずらいので注意が必要です。)
2. 前方を走行している自転車との接触する危険。
(自転車追い越し時、自転車がふらつく恐れが有り。前方のバイクに気をと
られると路側に寄りすぎることがあり自転車と接触するおそれ)
3. 対向バイクとの衝突危険。
(バイクは駐車車両を避けるため中央寄りを走行してくることが予測できる。
自転車に気が行き過ぎるとバイクと接触する危険が有り)
いかがでしたか?上記はほんの一例ですが、これらの危険要因を取り除く運転が「防衛運転」です。あらためて「危険予知訓練」というと大げさになりますが、私達は運転時にはこの予知・予測をしながら、必ず運転をしていると思います。この予知・予測を怠った時に事故の発生率が高まります。一瞬の気の緩みから事故は発生します。年末は道も混み合いますし、気も急かされます。落ち着いて安全運転をこころがけましょう。
2012年10月号 今月は自動車事故を起こさない為の「防衛運転」について考えてみましょう。
みなさん こんにちは!!いかがお過ごしですか?暑かった夏もようやく終わり、涼しくなってきました。ようやく秋が来たという感じです。早いもので今年も残すところあと3カ月、このまま一気に寒くなりそうです。この時期は果物をはじめ、いろいろな食べ物がおいしい季節ですので、食べ過ぎで太るのがちょっと心配ですね。
10月から自動車保険の規定と料率が改定となりました。新制度は事故を起こした人は、事故後3年間は通常よりも保険料を割高にしてペナルティを科すという、事故を起こした人には非常に厳しい制度です。(詳細はパンフレット等を参照して下さい。)今月は自動車事故を起こさない為の「防衛運転」について考えてみましょう。
自動車事故を起こさない為には、交通法規を守り、正しいマナーで運転するだけではなく、どんな状況でも事故に会わないような「防衛運転」をすることが必要です。「防衛運転」とは次の3つの運転を言います。
(1)自分自身が事故の原因を作らない運転
(2)自分自身が事故に巻き込まれない運転
(3)他人に事故を誘発させない運転
以上のような「防衛運転」を実践するためには、以下の「防衛運転の原理」を習得しましょう。
(1)冷静な運転
車の運転は、事故発生の要因となりやすい本能的な欲求が運転行動に表れやすくなります。この欲求は、心理的な「いかり」「あせり」「自己過信」生理的な「疲労」などがあり、この欲求を抑え「冷静な運転」を心がけることが必要となります。
(2)相手へのおもいやり
一般道は、歩行者・自転車・乗用車・トラック・バス等が混在して、走行しています。それぞれの走行特性は異なり、事故が発生した場合の被害の大きさも異なります。歩行者が一番弱い立場であり、次に自転車、2輪車であり、交通弱者と言うことができます。交通弱者、あるいは運転未熟な相手に対しては「おもいやりのある運転」が「防衛運転」となります。
(3)危険予知(KY)
事故防止には、事故に結び付く要因を事前に予知して予防対策を進めておくことが大切です。車を運転する時に必要な情報は、おもに視覚をとおして交通場面状況を見ることで認知し、その情報をもとにどのような運転をすればよいかを判断します。この認知・判断・操作という運転行動に影響する要因があり、この要因には潜在している危険の予知・予測も含まれます。危険予知の能力を高めるためには「知識」と「経験」が必要です。若年者の事故が多いのは経験が少ないため、危険予知能力の不足が原因です。運転経験が長くなれば「ヒヤリ」「ハット」した経験から危険予知能力が自然と身についていきます。この経験や安全運転技術を蓄積することで危険予知能力を体得しましょう。
(4)車間距離
防衛運転を実践する重要ポイントは、他車との車間距離をとることが大切です。車間距離は速度に応じた停止距離が必要です。前を走行している車が急ブレーキをかけた場合、反応時間として認知しブレーキ操作するまでに最低でも0.7~1.0秒はかかります。実際には後方確認やスピードメーター確認等で2秒はかかっています。高齢者や運転未熟者はもっとかかるでしょう。安全な車間距離は、100キロなら100メートル、50キロなら30メートルは必要となります。
仮に他の車が誤った運転を行っても、また歩行者が急に飛び出すなど不安な
行動をとった場合や、天候、道路、交通の状態が悪い時でも事故に巻き込まれないよう運転者自らが積極的に可能なかぎりの適切な事故防止手段をとったかということが、予防できた事故かの判断基準となります。
自動車・バイク・自転車等は生活に欠かせない道具ですが、いったん事故に
巻き込まれると、加害者でも被害者でもその事故が解決するまで金銭的にも感
情的にも悩まされます。(自動車保険に加入していれば金銭的負担はほとんどな
いと思いますが・・・)その解決のお手伝いをするのが我々の仕ことです。弊社
でお預かりしているお客さまの契約は、必ずお守りいたしますのでご安心してく
ださい。
2012年9月号 今月は「特定保健用食品」について考えてみましょう。
皆さんこんにちは!
今年も残暑が厳しいですね。朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、相変わらず昼間は暑いです。お彼岸の頃までこの陽気が続くような予報が出ています。
そろそろ夏の疲れが出てくる頃ですが、いかがお過ごしですか?私もいささか夏バテ気味です。冷たいものの取り過ぎで胃腸も弱っていると思いますので、できるだけ温かいものを摂るよう心がけています。
さて、巷では空前の「健康ブーム」と言われています。「メタボリックシンドローム」「メタボ検診」「特定検診」「生活習慣病」という言葉は聞いたことがあると思います。TVや雑誌では「健康」をテーマにした特集が組まれ、健康対策の商品があふれています。今月はいろいろな健康対策商品の中から「特定保健用食品」について考えてみましょう。
左のマークの付いている商品が「特定保健用食品」(トクホ)です。「トクホ」は個々の製品ごとに消費者庁長官の許可を受けており、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品です。他の食品と違うのは、体の生理学的機能などに影響を与える成分を含んでおり、特定の保健の効果が科学的に証明されている(国に科学的根拠を示して、有効性や安全性の審査を受けている)と言うことです。
「トクホ」の食品を選ぶときには、自分にはどの保健の効果が必要なのか、自分の食生活を良く考えて選びましょう。また摂取の方法や1日の目安量を守りましょう。多くとれば良いものでも有りません。摂取過剰による害もありえます。「トクホ」の効果はそれぞれの食品に表示されている内容です。
「トクホ」には上記のマークとともに次のような表示がしてあります。
<許可表示内容> この○○○は○○を含んでいるため、食生活で不足がちな食物繊維が手軽に摂れ、お通じを良好に保ちます。<取扱上の注意事項> 一度に多量を摂りすぎるとお腹がゆるくなる事があります。一日の摂取量を守ってください。 |
上記は、お通じの良好でない方が摂るのに適している商品に表示してある例です。食物繊維を多く含んでいる豆、芋、野菜、きのこ、海藻、果物等を食事で取るのが基本ですが、なかなか自分の食生活では摂りにくい場合、このような食品を利用することも一つの方法です。
「体脂肪が気になる人の食品」「血中コレステロールが気になる人へ」「血糖値が気になる人へ」「血圧が高めの人へ」「お腹の調子を整えたい人へ」「虫歯になりにくい食品」等々様々な効用をうたった商品が多数販売されています。
体脂肪ではサントリーの黒烏龍茶、血圧ではカルピスのアミールS等、皆さんもよく知っている代表的な商品があります。最近ではキリンが、メッツコーラという食事の際に脂肪の吸収を抑え、食後の中性脂肪を抑制する商品を発売し好調に売れているそうです。なんでコーラが?という感じですね。
「保健機能食品」は「特定保健用食品(トクホ)」と「栄養機能食品」に分かれます。「栄養機能食品」は、「トクホ」とは違い、個別に消費者庁長官の許可を受けている食品ではありません。国が定めた栄養成分の規格基準に一つでも適合していれば製造業者等が各々の責任で「栄養機能食品」と表示し、その栄養成分の機能の表示ができるというものです。(栄養機能食品の規格基準については消費者庁のホームページをご覧ください。)
皆さんは「医食同源」という言葉をご存知と思いますが、これは中国の「薬食同源」思想から着想を得て、近年の日本で作られた造語です。日頃からバランスのとれた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方です。いろいろな健康食品やサプリメントが出回っていますが、そのような補助食品に頼りきりにならず、毎日食べる食事に気を付けて体の内側から健康になりたいものです。
先日、生保に加入したお客さまが医師の診査で悪いところが見つかり、契約が1年先に延びてしまったケースがありました。お客さまは今までの不摂生・暴飲暴食が原因だと理解し、今後は食生活から改善したいと話しておられました。1年後に再契約の予定ですが、それまでに健康な体になっていると良いですね。
お彼岸を過ぎると一気に秋の装いになってきます。食べ物もおいしい季節になりますので太り過ぎに注意して下さい。
2012年8月号 今月は大人気の「電動自転車」について考えてみましょう。
皆さんこんにちは!お元気ですか。8月に入り、暑い夏本番ですね!梅雨明け後、一気に暑くなり体がなかなか適応できません。梅雨末期の雨を荒梅雨(あらづゆ)または暴れ梅雨(あばれづゆ)と言いますが、先月の九州熊本県、大分県を襲った豪雨はまさに暴れ梅雨でした。5月には茨城県で大きな竜巻があり、近年の日本では考えられない気象が発生しています。この異常気象は日本ばかりでなく、世界中で発生していますので今後心配ですね。
店舗改修中の自転車屋さんが、弊社事務所の隣りに仮の店舗を開きました。店先に「電動自転車」が展示してあったので、試乗させていただきましたが、軽やかに気持ち良く走れました。「電動自転車」が最近ブームになっているのがよくわかりました。
さて、おがわ通信(2011年6月号)にて「自転車の正しい乗り方、ルール」「自転車の保険」等については掲載しましたが、今月は大人気の「電動自転車」について考えてみましょう。
「電動自転車」は自分で漕ぐ力をほとんど使わず、結構なスピードが出せます。24km/hを超えるとアシストが無くなりますが、24km/hまでならかなり楽に速度が出ます。「電動自転車」は自転車と原付を足して2で割ったような乗り物ですので、自転車と同じ感覚で乗ると思いがけないスピードが出て、事故に繋がるケースが多いようです。
「電動自転車」には一般的な「アシストタイプ」と「フルアシストタイプ」があります。一般的な「アシストタイプ」は普通の自転車と変わらない扱いで、保険加入の義務もありませんし、装備品も特にありません。(保険加入は必要と思いますので是非検討してください)「フルアシストタイプ」は基本的に原動機付自転車と同じ扱いで、運転免許、自賠責保険の加入が義務付けられます。また、市町村役場に登録する必要も有りますし、ヘルメットの着用も必要です。
排気量50cc以下の原動機付自動車が販売台数を年々減少する中で、「電動自転車」は販売台数が増えて、平成20年には原付を上回りました。それに伴い事故の増加が懸念されています。「電動自動車」の事故の特徴は「出会い頭の事故が多い」「運転免許を所有していない」「頭部損傷が多い」など、原付事故よりも自転車事故に類似している。ただし、「電動自転車」独自の事故特徴は、高齢者や女性の事故が多い。信号無視や一時不停止が多い。30代女性運転の2~3人乗りでは歩道での事故が2割を超える。また、同乗幼児は頭部や顔部を損傷している。負傷事故は自転車より少ないが、死亡事故の発生は同程度である等である。今後、「電動自転車」はますます普及すると思いますので、事故の動向に注意する必要があると思われます。
「電動自転車の保険」(アシストタイプ)は「自転車の保険」と同じように加入してください。まず、基本的には自分がケガをした時のために「傷害保険」と相手をケガさせたり、物を壊したりして損害を与えた場合の「個人賠償保険」です。個人賠は自動車保険・傷害保険・火災保険等に特約として付保すれば加入できます。「電動自転車」のフルアシストタイプは、通常の原付自転車と同じように自賠責保険と任意の自動車保険に加入しなければ十分な補償はできませんので注意が必要です。(自動車保険のファミリーバイク特約で賠償部分はカバーできる等、とてもわかりにくい点が多いため、保険加入についてはご相談ください。)
発売当時からしばらくの間は「電動自転車」は免許を持たない高齢者の乗り物という感じでした。ところが最近は健康志向、ガソリンの高騰、環境問題の影響で若い人にも注目が集まってきました。「電動自電車」は50km走っても充電代はわずか10円!地球にやさしい乗り物です。ママチャリタイプのものからマウンテンバイクスタイル、折りたたみなど色々な種類のものが出ています。2008年の法改正によりアシスト比率が人:モーター=1:2までOKとなりました。選択の幅がますます広がっていますので、今後楽しみです。
9月のお彼岸までは暑い日が続くと思います。特に熱中症には十分注意が必要ですね。熱中症対策は、とにかく水分補給が肝心ですよ。気象庁の予報では、8月初旬から中旬はゲリラ豪雨の発生が増えると想定していますので、お出かけ時には特に注意が必要ですね。
2012年7月号 「もったいない」ってなんでしょう?
みなさん こんにちは!!
梅雨でうっとうしい日が続きますが、いかがお過ごしですか?TVで鎌倉の紫陽花が紹介されていましたが、弊社事務所の横でも綺麗に咲いています。紫陽花は花の色が土壌のPHによって異なることで有名ですが、事務所前の紫陽花は青みがかっており、土壌は酸性が強いみたいですね。
さて、おがわ通信の6月号で「もったいない」という節約の精神の話をしましたが、そもそも「もったいない」ってなんでしょう。
「勿体無い」とは、日本に昔からある仏教用語の「物体(もったい)」が無いという言葉で、物体の本来あるべき姿が無くなる事を惜しみ嘆く気持ちを表しています。一般的には、食べ物を残した時、まだ使える物を捨てざるを得ない時、など生活の様々な局面で使う言葉です。この日本語が、今世界共通語になろうとしています。
グリーンベルト運動という荒地に木を植える活動を行う第一人者で、2004年にノーベル平和賞を受賞した、ケニアの福環境大臣ワンガリ・マータイさんが「もったいない」という日本語に注目して、この言葉は世界的に有名になりました。
ワンガリ・マータイさんは、環境問題を解決する3つのキーワードは「3R」リデュース(Reduce)リユース(Reuse)リサイクル(Recycle)であるが、この「3R」を一言で言い表す言葉は、日本語の「もったいない」しかないと考え、この素晴らしい言葉とその精神を世界に広める活動を始めました。その運動が「MOTTAINAI」キャンペーンです。
日本人は資源に恵まれないため「もったいない」の精神が自然と身に付いたようです。一例として、トイレのレバーが大と小に別れているのは日本のほか多くないそうです。この少しの差を大事にするのが「もったいない」の精神ですし、合理的ですね。日本人はある意味すごいですね。わたしも「もったいない」と言う言葉と精神が好きですね。
今後の日本は、様々な値上げラッシュが続きます。まずは、東京電力の電気料が、今年の8月から家庭向けで約10.28%の値上げが予定されています。消費税も今の状況では、2014年4月には8%に、2015年10月には10%に上がる予定です。
保険業界では、自動車保険が損害率の悪化により本年10月より料率改定が予定されています。この改定は事故を起こした人にはペナルティを科す考え方を取り入れており、事故を起こした人は大幅な値上げとなる人も出てきます。また生命保険では多くの会社で、来年4月より終身保険・養老保険の保険料を上げる予定です。これは金融庁が標準利率を1.5%から1.0%に下げることにより、保険料を上げなければ保険金の原資を確保できなくなるからです。
(詳細につきましては営業よりご案内申し上げます)
依然として不景気が続き、給料は上がらないので生活が苦しい。皆さんは当然のことで「節約」を考えることと思います。皆さんが、まず最初に考えるのが「保険の見直し」からというケースが多いようです。でも、本当に必要な保険まで切り捨てて良いのでしょうか。後で、失敗した「もったいない」ことをしたと後悔しないようにしてください!!
弊社は生損保ともに経験豊かなスタッフが揃っており、保険の見直し業務を得意としております。皆さまの希望にできるだけ添ったご提案ができると思います。まずは一度ご相談ください。
2012年6月号 「自然と環境を守る運動」について
皆さん こんにちは!!
いよいよ梅雨入りで、うっとうしい日が続きますが、いかがお過ごしですか?雨の降らない日は本当に蒸し暑いですね。また、梅雨の時期は湿気が多いため、食中毒と熱中症が増加しますので注意しましょう。ビールを飲むには最適な時期ですけどね。
さて、㈱損害保険ジャパン日本興亜グループは「CSR」(企業の社会的責任)として、<SAVE JAPAN プロジェクト><損保ジャパン ちきゅうくらぶ><(公財)損保ジャパン記念財団><(公財)損保ジャパン美術財団><(公財)損保ジャパン環境財団>等々様々な取組や事業を熱心に展開しています。
今月は「CSR」運動の中で、我々に関係あり、かつ参加できる「自然と環境を守る運動」について考えてみましょう。
損保ジャパンは、日本国内のCO2吸収源としての重要な森作りを応援しています。ひとりひとりが日本の森の現状に関心を持ち、間伐材などの国産材を利用したり、森作りにかかわることで気候変動の緩和、地域経済の活性化、生物多様性の保全、災害に強い国土造りに寄与することを目的として、地域の方々と交流しながら、森作りに参加する機会を設けています。
<植樹しました>
かって里山として利用され、近年になり放置されている雑木林を整備し、人と自然が触れ合える森作りを行う。埼玉県においても「協働の森づくり事業」として、2009年から「埼玉県森林つくり」に関する協定に基づき社会貢献の一環で取り組んでいます。
今年の5月19日(土)には「損保ジャパン・首都圏ふれあいの森」の植林活動が嵐山町にて開催され、弊社からも熊谷支店の平林支店長が参加し、植樹を行いました。自然に触れることができて楽しかったそうです。
損保ジャパンの「協働の森づくり事業」は全国6カ所にて展開されています。高知県馬路村、香川県高松市、鳥取県琴浦町、三重県津市、徳島県吉野川市と埼玉県の嵐山町です。この運動はもっと盛んになるべきだし、弊社としては、今後もできるだけ協力していきたいと思います。
環境を守る運動として、上記の森の活性化運動などはなかなか全員で出席というわけにはまいりません。そこでわれわれ全員が日々取り組むことが、そしてすぐに取り組むことができる運動として「グリーン購入」があります。
「グリーン購入」とは、購入の必要性を十分考慮し、品質や価格だけでなく環境の事も考え、環境負荷ができるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することです。
簡単に言うと、買う前に本当に必要か、今使っているものがまだ使えないか、買う場合には買う量を減らすことができないか、環境を考えて作られたものか、品物の包装や表示、次に使うときのことを考えて、長く使える工夫がされているものを選びます。また、使い終えたときのことを考えて、すぐにゴミにならないものや有害物質に分けられるものを選びます。
損保ジャパンではJ-SA・AIRジャパンが三位一体となって「グリーン購入」を推進しています。この「グリーン購入」を組織的に取り組む体制と代理店の環境意識が醸成され、お客さまへも環境活動の取組が伝わることが評価され、2008年にグリーン購入ネットワーク(GPN)が主催する第10回グリーン購入大賞「審査員激励賞」を受賞しています。今年はグリーン購入大賞の最高賞である「環境大臣賞」の受賞を目指しています。
環境問題対策というと大げさになりますが、私達の周りを見直せば個人でできることは沢山あります。「もったいない」という節約の精神で、必要のないものは削減しましょう。今年もこれからますます暑くなると思いますので、健康にご留意ください。
2012年5月号 事故を起こした加害者はどうしたらいいか、何をすべきか・・・
皆さんこんにちは!!
今年は暖かくなるのが遅くれて、寒い日が続きましたがいかがお過ごしですか?山は新緑におおわれ、ようやく風薫るさわやかな季節となりました。5月は、1年の中で一番過ごしやすい季節かもしれませんね。
さて、先月は京都で大きな自動車運転事故が2件続きました。特に2件目の登校中の児童と妊婦の保護者が死亡した事故は悲惨でした。加害者(運転者)は18歳、無免許で事故原因は居眠り運転と最悪です。事故発生後、加害者と同乗の2人は、事故現場でただ呆然として何もしないで立っていたと非難めいた報道がされました。今月は「事故を起こした加害者はどうしたらいいか、何をすべきか」を考えたいと思います。
事故発生直後は気持ちも動転しており、平静ではいられないと思います。しかしできるだけ早く平静さを取り戻し、やるべき事を順序よく、確実にやらなければなりません。
<事故発生時に加害者が行うべき措置>
*まずは負傷者の確認と救護
最優先されるのは人命。負傷者がいたら安全なところに移動させる。救護
の措置を取らずに現場を立ち去ると、ひき逃げ(救護義務違反)となり処罰されます。
*救急車の手配と警察への連絡
事故の起こった場所、負傷者の数、負傷の状況等を正確に伝える。
その後、警察の事情聴取を受ける場合は、落ち着いて受け答えをしてください。
*道路上の危険物の除去と自動車を脇に寄せる
交通事故の続発を防ぐため、事故車両を安全な場所に移動し、また道に散乱した破損部品等の除去をする。また事故発生を知らせる危険防止の処置をとる。
*目撃者の確保・事故状況の証拠の収集
*事故相手との名前・住所・連絡先などの交換
*保険会社・保険代理店への連絡
*家族・勤務先・その他必要なところへの連絡
とりあえず事故直後にやるべきことはこのくらいです。警察が来たら事情聴取となります。尋ねられることに正確に答え、事故発生状況を当事者中心に目撃者の協力を得て詳しく説明します。
<事故にあった被害者は?>
被害者は損害賠償請求をするために、加害者および損害賠償を負うものが誰かを確認すること。加害車両の運転者、その使用者、保有者の住所氏名、登録番号などを確認することはもちろん、加害車両の運転の目的や運転者と使用者または保有者の関係を調べ、また加害者が加入している自賠責保険や自動車保険の保険会社、契約者、保険番号、契約内容等も調べておくべきです。
自分は被害者だからと勝手に判断して事故報告をしない方もいますが、過失が発生する場合もあるため早めに事故報告を入れましょう。搭乗者傷害の請求漏れも多いですね。
交通事故死亡者は、昭和45年に16,765人と最高を記録しました。平成22年の交通事故死亡者数は、4,863人でした。死亡者数は約3分の1以下に減りましたが、交通事故件数は70数万件でそれほど減っているわけではありません。事故発生件数は相変わらず多い状況です。また、死者の約半分が65歳以上ということも問題ですね。
損保各社は慢性的な赤字に陥っている「自動車保険」の収支改善の為に、2013年4月以降の契約から「等級制度の改定」を行う予定とのこと。無事故の人と事故を起こした人で別々の等級制度を新設し、事故を起こした人は3年間「事故有」の等級制度に移行。事故有の人の保険料は最大5割上がる見込みという情報が入っています。
交通事故は毎日起きています。事故を起こしたら加害者でも被害者でも大変なことに変わりありません。事故の当事者となったら、誠意を持って対応しましょう。とにかく事故を起こさないよう心がけ、安全運転で行きましょう。
2012年3月号 「車両保険」について
皆さんこんにちは!
いよいよ弥生3月、陽射しも柔らかくなりました。もう雪も降らないと思いますが、4月になってから降ったこともあるので安心できません。秩父地方の降雪量は少ないですが、一度でも降ると後が大変です。夜は冷え込むため日陰の道はツルツルのアイスバーン状態になります。私も冬用タイヤを付けていますが、それでも滑るので非常に怖い思いを毎年しています。しかし、ようやく待ちに待った春がきますので、そろそろ標準タイヤに変えようと思っています。
今冬も雪によるスリップ事故がありましたが、幸いにもほとんどのお客さまが、車両保険に入っていましたので、相手との示談交渉も修理もスムーズにできてホッとしています。
さて、今月は「車両保険」について考えてみましょう。
なぜ「車両保険」は大事なのでしょう。それは生活防衛になるからです。万一の事故のとき、高額な修理費や新車購入費用を生活費から捻出するのは大変です。それらを守るのが「車両保険」です。
自動車事故で一番多いのが車両事故です。車両事故は約10人に1人が保険を使用しています。2番が対物事故で約20人に1人、3番目が対人事故で約100人に1人が保険を使用しています。(平成21年3月末損保ジャパン調べ)
昔と違って今の車は、事故時のショックを車体が吸収し中の人間を守る構造になっているため、車の損傷が大きく非常に修理費がかかります。修理費の平均金額は約23万円(平成21年3月末損保ジャパン調べ)、10件に1件が修理費50万円超の大きな事故と言われています。
自分では事故を起こさなくても、あて逃げによる被害や、最近多発している台風や洪水などによる被害の備えは必要です。いたずら・落書きも思ったよりも修理塗装に大金がかかります。高級車や4WD車は盗難のリスクがかなり高くなります。年間の盗難件数はなんと27,515件です。(2008年警視庁調べ)車に対するリスクは交通事故だけではありませんね。
「車両保険」の加入タイプは主に<一般条件>と<車対車+A>の2タイプから選ぶこととなります。私は、予算が許すなら補償範囲の広い<一般条件>をお勧めいたします。自分で起こした単独事故やあて逃げ事故は思ったよりも多く、<車対車+A>に加入していたお客さまは<一般条件>にしておけば良かったという話を良く聞きます。
(単独事故・あて逃げ事故は「車対車+A特約」では支払われません。詳細はパンフレット等でご確認して下さい。)
他車との衝突 火災・台風など 盗難 落書・いたずら 単独事故 あて逃げ
また、特約で新車に乗り換えることができる「車両新価特約」、古い車だけど愛着があり、修理してでも乗り続けたい人には「車両全損時修理特約」、事故をしたけど車が無いと不便で困ったという時には「事故時代車費用特約」等の特約もありますので検討して下さい。(それぞれご加入条件や注意事項がありますので、パンフレット等でご確認ください。)
車両保険の普通保険約款では地震・噴火・津波による損害は補償されません。
「地震・噴火・津波車両損害特約」の新規引き受けは、被災地への災害復興支援等公共性の高い案件を除き引受ができない状況です。
しかし、東日本大震災の被害の甚大さとマーケットの情勢から、平成24年1月1日以降の保険始期から付帯可能な「地噴津車両全損時一時金特約」が発売されました。従来とは補償内容や引受方法の異なる特約です。保険料5千円、保険金額50万円のみと非常にシンプルです。途中付加はできませんので、更改時に是非検討して下さい。(詳細はパンフレット等でご確認ください。)
豊かで楽しいカーライフは万全な補償が必要になります。不景気により、家計も厳しく節約もしなくてはならないとは思いますが、必要な補償を削っては何にもなりませんよね。
まだ寒い日が続くと思いますが、風邪等ひかないようご留意ください。
2012年2月号 インフルエンザウイルスについて
みなさんこんにちは!!
皮下脂肪も凍るほど寒い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。冗談はさておき、この冬は本当に寒いです。こう寒いと暖かいこたつで鍋をつつきながら、お燗酒なんて最高ですね。でも、冬は運動不足で太るのが難点です。お正月からの飲み過ぎ、食べ過ぎで少々?太りました。
さて、関東地方は昨年暮れから異常乾燥が続いていましたが、1月20日頃
雨と雪が降り、ようやく乾燥状態が改善されました。しかし、その後も低温と
乾燥した日が続いています。低温、乾燥した環境を好むウイルスが「インフ
ルエンザウイルス」です。11月から4月にかけて流行する事が多いが、すで
にこの冬も各地で流行の兆しが見えてきました。
今月は大流行が予想される「インフルエンザ」について考えてみましょう。
「風邪」と「インフルエンザ」を混同する人が多いですが、両者は症状も原
因もはっきり異なります。「風邪」はひとつの病気を示す正式な病名ではありま
せん。のどの痛み、鼻水、咳、くしゃみなどの症状を伴う呼吸器の急性炎症で
す。症状は比較的軽く、普通は3日以内、長くても1週間程度で治ります。頭
痛、発熱、食欲不振などが起こることがありますが、熱は出ても37~38℃
くらいです。
「インフルエンザ」はインフルエンザウイルスに感染することでおきる病気
です。発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状がいきなりあらわれるのが特徴です。多くの場合激しい咳をともない、痰、呼吸困難と腹痛、下痢などの胃腸症状もみられます。感染後、1日~2日の潜伏期間をおいて、3日ごろから急激に症状は悪化し、熱は40℃におよぶこともあります。流行中に40℃近い高熱が出たら、まず「インフルエンザ」を疑ってください。
「インフルエンザウイルス」にはA型・B型・C型の3つのタイプがあり、大規模な流行をおこすのが感染力の強いA・B型です。特にA型は変異株が多く、世界的な流行を引き起こします。A型ウイルスは渡り鳥などにより地球規模で運ばれており、流行の予測は地球規模の解析が必要です。今シーズンの日本におけるウイルス検出状況はA香港型が多いそうです。
「インフルエンザウィルス」は空気中に漂って長時間生存できるので、ウイルスが漂っている空気を吸い込むだけで感染します。帰宅後のうがいと手洗いは、効果は限定されますが是非励行して下さい。マスクはウイルスがマスクの織り目を楽々と通過してしまいますので大きな効果は期待できませんが、すでに罹ってしまった人が他の人にうつすことはある程度防げますし、冷たく乾燥した空気からのどの粘膜を守るのに役立ちます。
「インフルエンザ」の予防にはワクチンの接種が効果的です。流行シーズンを迎える前の接種が理想ですが、接種後に効果が現れるのは約2週間後からで、その後約5ヵ月間持続するそうです。費用は自己負担で、3,000円~5,000円くらいです。ちなみに私は、10年ほど前からワクチン接種していますが、幸いにも「インフルエンザ」には罹ったことは有りません。
「インフルエンザ」も「風邪」も罹ってしまったら全治するまで生命保険加入はできません。熱が下がっても「インフルエンザ」の感染力は残っていて他の人に感染する可能性があります。熱が下がって2日目までは外出は控えましょう。また「新型インフルエンザ」の場合は発熱やせき、のどの痛みなどの症状が始まった翌日から7日目までは外出はしないほうが良いとのことです。
「厚生労働省」のホームページに「インフルエンザ総合対策」のサイトが開設されましたので参考にしてください。左のポスターはこのHPから引用した「インフルエンザ予防のおやくそく」です。合言葉は「お口をカバー。手を洗いグマ」です。
http://www.mhlw.go.jp/
まだまだ寒い日が続くと思います。
ご健康にはくれぐれもお気を付けください。
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