月間ニュースレター
2011年7月号 「熱中症」について考えてみましょう
みなさんこんにちは
いよいよ7月ですね。秩父では川瀬祭り(夏祭り)が19日~20日にかけて行われます。「東日本大震災」の被災地はまだまだ大変そうですが、他の地区では徐々に普段の生活が戻ってきています。しかしながら、原発事故の影響で節電が叫ばれており、今年は特に「熱中症」が多発するのではないかと心配されています。6月24日、熊谷は39.8度!!まさに異常でしたね。私も耐えきれずにエアコンのスイッチを入れました。(当日、埼玉県では70人以上が病院搬送された)総務省消防庁の発表では、全国で6月19日までに「熱中症」で685人が搬送されているとの事。昨年は「熱中症」の死亡者は1,718人、65歳以上が79.3%を占めたそうです。今年も心配ですね。老人と子供は特に要注意です。
さて、今月は「熱中症」について考えてみましょう。
「熱中症」とは、外気においての高温多湿が原因となって起こる、熱射病と日射病の総称をいいます。熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病などの種類があります。状況や年齢により、発症ケースがバラバラなのが特徴です。
「熱中症」はひどい場合は、死に至る場合もあります。本人に自覚があり、「熱中症」かな?と思ったらすぐに応急処置を・・・・
・涼しい日陰やクーラーの効いた室内に移動する。
・衣類をゆるめて休む
・体を冷やす(冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てる。うちわで扇ぐ)
・水分を補給する(汗で失われた塩分補給のため、スポーツドリンクも有効)
また、「熱中症」の症状で苦しんでいる人がいたら、まず呼びかけるなどして意識があるか確認しましょう。◇は応急処置ですが、できればすぐ病院へ!!
*軽症の「熱けいれん」・・・・正常に答えるが、筋肉のけいれんや痛みがある
◇0.1~0.2%のナトリウムを含んだミネラルウオータ-で水分補給。
◇けいれんしている部分のマッサージをする。
*中等症の「熱疲労」・・・・・・受け答えはできるが、めまい・頭痛・大量の
汗・皮膚が蒼白・速く弱い脈を確認
◇足を高くして、仰向けに寝かせる。
◇水分が摂れるなら、薄い食塩水かスポーツドリンクを何回にも分けて補給
する。
◇吐き気・おう吐などで水分補給ができない場合は、病院に運び 点滴を受
び、点滴を受ける必要があります。
*重症の「熱射病」・・・・正常な受け答えができず、意識消失・発汗停止・
皮膚が赤い・高体温・早く強い脈を確認
◇死の危険のある緊急事態、体を冷やしながら一刻も早く病院へ搬送。
◇上半身を高くして座っているのに近い状態で寝かせ、体を冷やす。
◇首、脇の下、足のつけ根などを氷で集中的に冷やす。
この時注意したいのは体の表面を冷やしてふるえを起こさないことが重要。
「熱中症」になった後は、病院を受診して大事をとり、しばらくの間は体をいたわる必要があります。「熱中症」に罹った経験のある人は熱中症になりやすいとも言われています。くれぐれも注意が必要です。
環境省では熱中症を防ぐため、WBGTという暑さ指数を公開し、「熱中症」の注意を促しています。下記のサイト(環境省熱中症予防情報サイト)は参考になりますのでぜひ利用して下さい。
http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/
「熱中症」と保険との関係について考えてみましょう。「熱中症」は病気の一種であるため、生命保険は基本的に補償の対象となります。損保の傷害保険は、事故や災害によるケガを原因としているため補償の対象外となります。ただし、損保ジャパンの商品では子供を対象とした傷害保険や学校関連向け傷害保険や一部企業向け商品(特約として付保)では補償の対象となる商品があります。ご説明に伺いますので、詳細についてはご相談して下さい。
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