月間ニュースレター
2010年4月号 「花粉症」対策について
みなさん こんにちは!
いよいよ4月ですね。桜も咲き、すがすがしい季節となりました。
この季節を待ち焦がれている人が多い中で、この季節が大嫌いだという人が増えています。その人たちは「花粉症」にかかっている人たちです。弊社でも10人以上が「花粉症」患者です。私は杉林の多い秩父山中で50年近く暮らしていますが、まだ幸いにも「花粉症」にかかっていません。
「花粉症」にかかる人は、年々増加しています。いつ発症するかわかりません。地域差も有りますが、この20年間で約1.5倍増えたと言われています。秩父に転勤してきた損保ジャパンの社員もほとんどが「花粉症」になって転勤して行く状況です。また、子供が10年前に比べ4倍に増えたと聞いて非常に心配です。
「花粉症」が増えた理由は・・・
*スギ植林による花粉飛散量の増大。日本の森林面積は国土の15%を占め、そのうち12%がスギ・ヒノキ科の木です。
*地球の温暖化によりスギの成長が早まります。
*機密性の高い住宅が多くなり、一度室内に入った花粉が排出されない。ハウスダスト、
ペットの抜け毛等もアレルギーの原因となります。
*食生活の欧米化により日本人の体質が変わってきた。昔からの伝統的な食生活をしている家庭は「花粉症」になりにくいそうです。
*交通網の発展による大気汚染の拡大。ディーゼル排気ガスに含まれる微粒子との因果関係が深い。
*免疫力の低下。昔は寄生虫等も多く免疫力が強かったが、人体がきれいになりすぎその力が花粉に対して向かってしまった。 ・・・・・などです。
「花粉症」対策
(1)花粉を取り込まないことが重要です。自分の周りの花粉を減らすことが大前提。
<室内の対策>
- この時期は空気が乾燥しているため、室内の湿度を適度に保つ。
- 花粉の飛ぶ日中は窓をあまり開けない。
- こまめに掃除、拭き掃除をする。空気清浄機は空中に飛び交っている花粉にしか効果がない。
- 掃除機はなるたけ使用せず、ウエットシートなどを使用する。
- カーテンをしたまま換気をする。
- 干した布団は掃除機をかける。洗濯物は室内に干す。
<外出時の対策>
- 花粉飛散情報を確認する。
- 晴れて風の強い日は外出を控える(飛散量が多い)
- 出かけるときは内側を少し湿らせたマスクをする。使い捨てがおすすめ。
- サングラス、花粉対策用のメガネを着用。普通のメガネ・サングラスでも眼に
る花粉量を3分の2に、花粉対策用なら3分の1に減らせる。
- 花粉が付きにくい、すべすべした生地の洋服を着用する。
- 帽子の着用
<<帰宅時の対策>
・家に入る前に玄関先で服をはたく。
・洗顔・うがい・眼を洗う・手洗いをする。また洗髪も重要です。
鼻洗いが効果的と言われています。
(2)免疫力を高める
・規則正しい生活をおくる。体の抵抗力=免疫力が落ちると「花粉症」のきっかけとなることも有ります。
・食事は魚と野菜を中心にとる。青魚(イワシ・サバ)のEPAはアレルギーの鼻詰まりを和らげる効果が有ります。
・根菜類・緑黄色野菜・ウナギ・大豆・ごま油も効果が有ります。
・カツオ・マグロ・イカ・タコ・アサリ・なす・竹の子・山芋・そら豆・さといも・
落花生・クリ・そば・香辛料・アルコールは反対に控えてください。
・特にアルコールは神経麻痺から鼻の粘膜をうっ血状態にし、鼻詰まりを助長します。ほどほどに・・・
「花粉症」かな?と思ったら医者に行き、早めの治療を行うことにより症状が改善されます。ただし、薬服用時の運転は本当に注意してください。
例年「花粉症」が下火になるのは5月の連休明けと言われています。大変でしょうが、がんばりましょう。
なお、現在「花粉症」で通院中だが、生命保険は加入できる?のという質問がこの時期多いのですが、大丈夫です。加入できますよ。風邪は完治するまでは入れませんので注意してください。
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