月間ニュースレター
2009年10月号 「メタボ」について
みなさんこんにちは!
9月下旬からだいぶ涼しくなり、過ごしやすい日が続いています。
いよいよ食欲の秋ですね。
さて、先日「健康診断」受けましたが、なんと今年もウエストサイズがアップしていました。私をはじめとして、弊社にも「メタボ」予備軍が沢山います。そこで今話題の「メタボリックシンドローム」について調べてみました。
「メタボ」とは内臓脂肪蓄積によりさまざまな病気が引き起こされた状態をいいます。生活習慣病とよばれている主な疾患に「肥満症」「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などがあります。これらの疾患は肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が犯人であると考えられています。女性は皮下脂肪過多肥満「洋ナシ型」男性は内臓脂肪型肥満「リンゴ型」が多いと言われています。特に「リンゴ型」は外見上わかりにくいので注意が必要です。
「メタボ」の診断基準はメタボリックシンドローム診断基準検討委員会が2005年に発表しました。日本独自の基準ですが、世界的にもこの基準が浸透してきています。ただし、学者によりこの基準は無意味との意見もありますが、健康基準の一つとして参考にすることも必要と思います。
危険因子の「肥満(高BMI)」「高血圧」「高血糖」「高コレステロール血症」を2つ持つ人は持たない人の比べて、動脈硬化による心臓病の発症リスクは約10倍、3~4つ持つ人は約31倍になります。「肥満症(内臓脂肪の蓄積)」は必須条件で他の3項目のうち2つ以上を満たしている場合は「メタボリックシンドローム」と診断されます。4項目全てに異常がある人は「死の四重奏」といわれています。皆さんも健康診断を受信したら、その結果を下の表に当てはめて確認しましょう。
必須項目 | 内臓脂肪蓄積 ウエスト周囲径 男性≧85cm 女性≧90cm |
選択項目 | 高トリグリセライド血症 ≧150mg・dl かつ/または 低HDLコレストロール血症<40mg/dl |
収縮期(最大)血圧 ≧130mmHg かつ/または 拡張期(最小)血圧 ≧85mmHg |
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空腹時高血糖 ≧110mmg/dl |
「メタボ」動脈硬化による循環器病(心筋梗塞・狭心症・脳梗塞・閉塞性動脈硬化症等)を予防するためには・・・・
□高脂肪食(脂っこいもの)、高ショ糖食、高カロリー食(カロリーが高いもの・食べ過ぎ)低繊維食(緑黄色野菜の不足)は内臓脂肪が貯まりやすいので注意。また、濃い味付けは食欲をそそり、食べすぎを招きます。バランスの良い食事と腹八分目が大切です。
□アルコールも脂肪に変わりやすいので取りすぎは禁物。おつまみも高カロリーのものが多いので注意・
□規則正しい生活を心がけ、適度な運動をする。無理なダイエットはせず、生活習慣を見直しましょう。
皆さんは健康診断を定期的に受けていますか?サラリーマンの受診率は8割以上といわれていますが、主婦や自営業の方々の受診率は低めのようです。生活習慣病は気がつかないうちに進行していきます。健康診断は定期的に受診し、自分の健康状態をきちんと把握すること。そして結果を放置せず、改善すべき項目は早めに改善しましよう。
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