保険の総合コンサルタント株式会社ライフライン埼玉県秩父市

月間ニュースレター

月刊おがわ通信

2008年4月号ピンクリボン運動について

みなさんこんにちは！！

今回はピンクリボン運動と『乳がん』の自己検診法をご紹介します。

ピンクリボン運動をご存知ですか？

○　「ピンクリボン運動」は若くして亡くなった女性のご家族が「このような悲劇
が繰り返されないように」との願いを込めてピンクリボンを作り、「乳がんで
命を落とさない為に、早期発見・早期診断・早期治療を受けましょう」との
メッセ－ジを託した「乳がんの啓発活動」です。

○　「ピンクリボン運動」は、「乳がん」の羅患率が8 人に 1人と非常に高かった
1980 年代のアメリカで始まりました。行政・市民団体・企業などが、「乳がん」
の早期発見を啓発するためのイベント開催や、ピンクリボンをあしらった商品
を頒布し、売り上げの一部を財団、研究団体に寄付するなどの活動を通じて
「ピンクリボン運動」は、「乳がん」に対する市民や政府の意識を変えること
に成功しました。
アメリカでは、1996 年より「乳がん死亡率」が減少していますが、その理由の
一つとして、「ピンクリボン運動」を初めとする「乳がんの啓発活動」の普及が
上げられています。

○　日本でも、これまで「乳がん患者の会」などが、「乳がん」の早期発見の大切
さを訴える活動をしてきました。そして、2000 年頃より、専門医などがNPO 法
人を立ち上げたり、企業が中心になってイベントを実施したり、「乳がん」の
早期発見を啓発するための活動が活発化しています。

「乳がん」の自己検診法		（監修：財団法人　日本対がん協会）

「乳がん」は自分で調べることのできる数少ない「がん」のひとつです。
早期発見により治せる確率は高くなります。まず「乳がん検診」を受けて乳房の
状態が問題のないことを確認してから、自己検診の実施をおすすめします。

9つの自己検診法を実施してみましょう。

①　まず両腕を下げたまま、左右の乳房や乳首の形を覚えておきます。
②　両腕を上げて正面、側面、斜めを鏡に映し、次のことを調べます。
	A　：　乳房のどこかにくぼみやひきつれたところはないか。
	B　：　乳首がへこんだり、湿疹のようなただれができていないか。
③　仰向けに寝て、右の乳房を調べる時は右肩の下に座布団か薄い枕を敷き、
乳房が垂れず胸の上に平均に広がるようにします。
④　乳房の内側半分を調べるには、右腕の頭の後方に上げ、左手の指の腹で、
軽く圧迫して、まんべんなく触れてみます。
⑤　外側半分を調べるには、右腕を自然の位置に下げ、やはり左手の指の腹で
同じようにまんべんなく触れてみます。
⑥　乳房を指先でつまむようにして調べると、異常がなくても、シコリのように感じ
ますから、必ず指の腹で探ってください。
⑦　右の乳房の検診が終わったら、左の乳房を同じ要領で検査します。
⑧　左右の乳房を軽くつまみ、乳をしぼり出すようにして、血のような異常な液が
出ないか調べます。
⑨　毎月自己検診をしているうちに自分の乳房の普通の状態がわかり、異常を
早く見つけられるようになります。
少しでも異常があったら、ためらわず専門医の診療を受けましょう。

日をきめて自己検診を
「乳がん」は乳房の中に、固くて痛みのない小さなシコリができます。
このシコリがあるかどうか、自分で調べるのが「自己検診法」です。
毎月、月経終了の一週間後ぐらいに、また、閉経した人は毎月、日を決めて
調べましょう。

「乳がん」のできやすいところ
右側の乳房の例にとると、乳房の外側の上方がいちばん多く、次いで内側
の上方、外側の下方、乳首の付近、内側の下方の順になっています。
注）	2 部位以上にまたがる症例があるため、合計は100％を超える

＊　自己検診のみで「乳がん」が発見されるわけではありません。必ず定期的な
検診を行いましょう。
＊　「乳がん検診」の結果「異常なし」と診断されても、定期的な検診は必ず行い
ましょう。