月間ニュースレター
2014年3月号 大雪で役立つ火災保険と自動車保険
大雪で役立つ火災保険と自動車保険
そろそろ桜のニュースが各地から聞こえてきますが、ままだ歴史的な大雪の余波が残る秩父です。その後、皆さま無事にお過ごしでしょうか。
今回の大雪の原因は南岸低気圧の影響と聞いておりますが、この南岸低気圧は今後も発生して関東エリアに大雪をもたらす可能性があることが予報されています。来年以降も注意したいキーワードです。
今回二週間にわたっての積雪は1メートル前後と、私も経験したことがない量でした。交通が断絶された地区もあり生命の危機に直面された方もいらっしゃったと聞いております。街中も除雪もままならず、至る所で自動車が立ち往生。想像できないほどの渋滞が発生し交通網が麻痺しました。
大災害と言える大雪によって自動車事故が多発し、落雪による家屋の倒壊などの相談がライフラインだけでも100件以上受けました。緊急事態の事故相談のために、女性社員たちも雪道を長時間歩いて出社して対応してくれました。困った時こそ皆で助け合う精神が大切だと痛感した次第です。
こうした悲しい被害も、実は加入されている自動車保険(車両保険)や火災保険によって保険金が支払われる可能性があります。今回お問い合わせ頂いた100件以上の事故全てで支払われるわけではありませんが、まずは問い合せてみてはいかがでしょうか。我々はひとつ一つ親身にご相談させて頂きます。
雪災で保険金が出るか出ないかは契約内容や事故状況にもよりますので、被害に遭われた方は保険証券を今すぐ確認してみてください。もし詳細が分からないようでしたら、ライフラインまでご来店頂くかご相談のお電話を頂ければと存じます。
自動車保険は、車両保険の加入内容が大切
やはり慣れない雪道の運転で自動車事故が多発しました。車同士の衝突もあれば、スリップしての自損事故など多種多様。簡単ですが雪による事故に関してまとめてみました。
ポイントは車両保険です。車両保険には①一般条件と②車対車+Aの2種類ありますが、この加入内容によっては同じ事故でも保険金が出ない場合があるのです。覚えておいて欲しいのはスリップによって壁などに衝突する自損事故です。この場合、①一般条件では保険金は支払われますが、②車対車+Aでは支払われません。②車対車+Aは基本的に車同士の事故を対象としているからです。ただし、雪の塊が落ちてきて車のボンネットを破損した事故は保険の対象となります。
ただしカーポートが雪によって倒壊して、自動車の屋根やフロントガラスが壊れた場合は保険会社や特約によって対象とならない場合もあります。詳細は加入されている保険会社や代理店へ問い合わせてみてください。今回の雪災を機会に自動車保険の内容確認を行ってみてはいかがでしょうか。本当に事故が起きてからでは取り返しがつかないですから。
火災保険の補償対象は幅広いけれど…
雪災は大切な家屋にも大被害を与えました。屋根の瓦が雪の重みで崩れて損壊、さらに水漏れで家中が水浸しになった…。車庫(家屋に接していて倉庫兼車庫になっているなどの条件あり)が大雪によって倒壊したなど…。様々な被害がありますが、実は損害が20万円以上でないと保険金が支払われない、自己負担が10万円あった…など、契約によって細かな支払い条件があります。契約時に補償内容をしっかり確認して頂いて契約することの大切さをスタッフ一同改めて実感しました。
火災保険で確認してほしいのが「風災・雹災・雪災」という項目です。保険証券に多くの補償項目が区分されているため分かりにくいかもしれませんが、もし「風災・雹災・雪災」の項目が契約されていれば、支払い条件がありますが、先述した事例などが補償の対象となります。
保険証券のどこを見ていいか分からない方は、弊社で補償内容を確認しますのでライフラインへ直接ご来店頂くかお電話にてお問い合わせください。新築時に加入した古いタイプの火災保険は補償内容が最新の支払い条件と違っている場合が多くあります。この点は確認が必要です。
ケガの保険のお問い合わせが増加しました
大雪の中の転倒・転落事故も多く発生しました。雪かきによる転落事故は雪国で毎年聞かれる話ですが、秩父でも雪かき中の事故が発生したと聞いています。擦り傷程度でしたら後々笑い話で済みますが、滑って腰を強打して激しい打ち身になったとか、転倒の際に手をついて腕を骨折したなどのケガの事故も多発しました。頭の打ち所が悪かったら…と想像するだけで不安になります。高齢者の方の事故が多かったようで、弊社への問い合わせも年配の方から多くありました。
雪によるケガの場合も傷害保険が役に立ちます。医療保険などの入院保障とは違って、接骨院への毎日の通院に対して保険金が支払われますから安心して治療に専念できます。
災害は起きてからでは遅い。備えあれば患いなし!
子供のころ、秩父市に1メートルの大雪が降るなんて想像すらできなかったことです。いまだ信じられず夢の世界にいる感覚です。地球上で起きている異常気象は我々にとっても身近な出来事なのです。災害は起きてからでは間に合いません。これからは自然災害を考えた保険の加入が必要になります。
「備えあれば患いなし」とお役に立てるように我々ライフラインのスタッフも日々努力していきます。
最後に最新の情報を! 今回の雪災に関して早くも保険金詐欺が起きています。家屋の修理に「保険金が使える」と言って、保険金の代理請求を行ったり、保険金額内で完全修理すると言って修理しなかったりと、既に秩父でも発生しています。保険会社等から依頼を受けて活動しているとウソをついて信用させる手口もあるようです。電話やネットでの勧誘やチラシ配布などで活動しているので見知らぬ業者や甘い言葉の誘いには乗らないように注意してください。
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