月間ニュースレター

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月刊おがわ通信

2013年12月号 地震・津波・風水害から家族と財産を守るために

防災対策は家族の決まり事が大切

豪雨による土砂崩れや竜巻、断続する地震など、今年も各地で自然災害が発生しました。年末になってこのような話をさせて頂くのは、大掃除を行う際に一緒に防災の準備・点検を行ってもらいたいと思ったからです。自然災害が発生した場合、家の中にいるからといって安全安心とは言えません。タンスや冷蔵庫など家具が転倒・落下したことで下敷きになったり、避難経路を塞がれて逃げ遅れたりすることが多いというのです。特に高齢者の方や小さなお子さんがいるご家庭では転倒・落下の対策が必要になります。ホームセンターに家具の転倒防止対策品が300円(L型金具)から用意されていますので年末の買い出しの際に購入されてはいかがでしょう。たった数千円の防災対策=命を守ることができるのですから。

固定方法 価格の目安
L型金具で固定する
300~1,000円
ベルト式、チェーン式
1,000~2,000円
ストッパー式
1,000~2,001円
ポール式
5,000~7,000円

防災グッズはどこまで準備する?

防災グッズや非常用食料など、災害に備えて一体何を準備したら良いのか? 食料や水は何日分用意すればいいのか? 総務省消防庁のサイトに非常時に最低限必要な防災グッズを記載されています。準備リストとして役立てください。最低限の準備内容ですので、まずはご自宅にあるか確認してみてください。

■『非常時に最低限必要な防災グッズ』
□印鑑  □貯金通帳  □現金  □救急箱  □懐中電灯  □ろうそく  □ライター  □缶切り  □ナイフ  □手袋(軍手)  □哺乳瓶  □衣類  □ラジオ  □電池  □ヘルメット  □防災頭巾  □水  □食品

総務省消防庁のサイト http://www.fdma.go.jp/html/life/sack.html

 

ライフラインが止まった場合の準備は?

災害が発生して困るのは電気・水道・ガス等のライフラインの途絶です。経験したことのない不便で不安な生活が始まります。苦難を乗り越えるためには普段からの備蓄がものをいいます。食料の準備は3日分と言われていますが、実は優先順位としては最後の方なのです。水があれば人間は生きていけますからね。これまでの自然災害において、食料不足で亡くなった方はいないそうですし、ライフラインが停止しても数日内に救援物資が届くからです。 そのため、防災グッズは生命の危険を軽減するものを用意し、次に家屋が危険状態になった場合に避難に役立つものを用意します。また避難所生活が長期になる場合に備えて、健康維持のためのものを用意しておくと良いそうです。
市販の非常用持ち出し袋に自分の必要なものを入れて、その家独自の防災グッズを揃える方法だと手軽に行えますね。下記に役立ちそうなグッズの詳細や注意点を記しておきますので、『非常時に最低限必要な防災グッズ』に加えて準備してください。
災害の時には水がストップして水洗トイレは非常に困ります。また避難場所でも不足することもあります。そこで便利なのが簡易トイレ。消臭剤で排泄物の臭いが軽減されるタイプや、吸収剤で固めるタイプもあります。一つあると緊急時に役立ちます。

■さらに用意しておきたい防災グッズ
医薬品:
常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂、ばんそうこう、はさみ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、持病のある方はその病気のための薬(薬品名のメモも)※小児、高齢者のいる家庭は別途必需品を用意
衣類:
重ね着の出来る衣類、防寒具、毛布、下着類、靴下、軍手、雨具、カイロ
避難所用グッズ:
着替え、毛布、布団、寝袋、タオル、ティッシュ、ウェットティッシュ、ビニール袋、オムツ・生理用品、筆記具(油性)、食器類、スプーン
避難・救助用品:
笛、コンパス、ナイフ、ロープ、懐中電灯、シャベル、バール、ノコギリ、ハンマー等の工具
役立つ日用品:
布粘着テープ(油性マジックを使ってメモに使用。ガラスの破片の除去に利用)、ラップ(水不足の時に食器に使用、保存用に使える)、梱包用ヒモ、風呂敷、ダンボール、簡易トイ
飲料水:
1人1日3リットルが目安(家族3人で2リットルペットボトル12本~18本用意:飲用のみで3~4日分あれば安心)
非常食:
保存期間が長く火を通さず食べられる食品(レトルト、インスタント、クラッカー、缶詰など安価な食を貯めておいて古くなったら消費する)保存可能期間2年~5年が理想

電気の確保はマイカーで行える

災害時には停電して電気が使えなくなります。電話、インターネット、そして様々なアプリで役立つスマートフォンも電源が無くなればただの物体です。現代では電気がないと生活に困ることが多いのです。
停電に備えて電池を用意するのは当然ですが、自分の車があれば、DC/ACインバータを利用して家電製品を使うことができます。シガーライターに差し込めば携帯電話・スマートフォンも充電できます。その際エンジンをかけて充電を行わないと1時間程でバッテリー上がりを起こしてしまいますので注意しましょう。余談ですが、新潟の中越地震の際は復旧に時間がかかり、ガソリンエンジン式の発電機や投光器が本当に役立ったそうです。高額なため誰もが準備できるものではないですが覚えておくと良さそうです。

171 災害用伝言ダイヤルで安否を録音

地震や大雨などの災害が発生した場合、被災地に電話が集中してつながりにくくなります。そこで覚えておいて欲しいのが『171』の災害用伝言ダイヤルです。自宅の一般電話の番号をキーにして、被災地外の家族や親戚、知人などに無事を知らせることができるようにするものです。使い方は簡単で、音声従って30秒間の音声録音ができます。再生も電話番号をキーに行えます。
さらに道路も寸断されてしまうと、仕事中や学校へ行っている子供さんと離れ離れになることも考えられます。いわゆる帰宅困難です。車で動くのは危険ですし、動けたとしても大渋滞によって身動きが取れなくなります。電話もネットも通じず安否確認すらできません。そんな非常事態時の連絡の取り方、帰宅方法、そして最終的な集合場所の取り決めも家族みんなで行っておきましょう。
家族や親族が集まる機会が多い年末年始こそ、家族間の取り決めを確認致しましょう。

自然災害を乗り越えるために『保険』の確認を

大災害が発生して生命が助かったとしても、家屋の損壊、自動車の損害など財産への被害を修復しなくてはなりません。被害状況によっては家屋の建て替えで何千万円の出費となることも…。火災保険や自動車保険の加入の仕方で自己負担なく保険金で元通りに修復することができます。災害が起きてからでは遅いのが保険。ちょっとした特約の設定で保険金が出る、出ないかが分かれます。
年末年始の準備で忙しいとは思いますが、防災グッズの購入と併せて是非ライフラインへお立ち寄りください。無料で災害に関しての保険の点検をさせて頂きます。

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