月間ニュースレター
2012年9月号 今月は「特定保健用食品」について考えてみましょう。
皆さんこんにちは!
今年も残暑が厳しいですね。朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、相変わらず昼間は暑いです。お彼岸の頃までこの陽気が続くような予報が出ています。
そろそろ夏の疲れが出てくる頃ですが、いかがお過ごしですか?私もいささか夏バテ気味です。冷たいものの取り過ぎで胃腸も弱っていると思いますので、できるだけ温かいものを摂るよう心がけています。
さて、巷では空前の「健康ブーム」と言われています。「メタボリックシンドローム」「メタボ検診」「特定検診」「生活習慣病」という言葉は聞いたことがあると思います。TVや雑誌では「健康」をテーマにした特集が組まれ、健康対策の商品があふれています。今月はいろいろな健康対策商品の中から「特定保健用食品」について考えてみましょう。
左のマークの付いている商品が「特定保健用食品」(トクホ)です。「トクホ」は個々の製品ごとに消費者庁長官の許可を受けており、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品です。他の食品と違うのは、体の生理学的機能などに影響を与える成分を含んでおり、特定の保健の効果が科学的に証明されている(国に科学的根拠を示して、有効性や安全性の審査を受けている)と言うことです。
「トクホ」の食品を選ぶときには、自分にはどの保健の効果が必要なのか、自分の食生活を良く考えて選びましょう。また摂取の方法や1日の目安量を守りましょう。多くとれば良いものでも有りません。摂取過剰による害もありえます。「トクホ」の効果はそれぞれの食品に表示されている内容です。
「トクホ」には上記のマークとともに次のような表示がしてあります。
<許可表示内容> この○○○は○○を含んでいるため、食生活で不足がちな食物繊維が手軽に摂れ、お通じを良好に保ちます。<取扱上の注意事項> 一度に多量を摂りすぎるとお腹がゆるくなる事があります。一日の摂取量を守ってください。 |
上記は、お通じの良好でない方が摂るのに適している商品に表示してある例です。食物繊維を多く含んでいる豆、芋、野菜、きのこ、海藻、果物等を食事で取るのが基本ですが、なかなか自分の食生活では摂りにくい場合、このような食品を利用することも一つの方法です。
「体脂肪が気になる人の食品」「血中コレステロールが気になる人へ」「血糖値が気になる人へ」「血圧が高めの人へ」「お腹の調子を整えたい人へ」「虫歯になりにくい食品」等々様々な効用をうたった商品が多数販売されています。
体脂肪ではサントリーの黒烏龍茶、血圧ではカルピスのアミールS等、皆さんもよく知っている代表的な商品があります。最近ではキリンが、メッツコーラという食事の際に脂肪の吸収を抑え、食後の中性脂肪を抑制する商品を発売し好調に売れているそうです。なんでコーラが?という感じですね。
「保健機能食品」は「特定保健用食品(トクホ)」と「栄養機能食品」に分かれます。「栄養機能食品」は、「トクホ」とは違い、個別に消費者庁長官の許可を受けている食品ではありません。国が定めた栄養成分の規格基準に一つでも適合していれば製造業者等が各々の責任で「栄養機能食品」と表示し、その栄養成分の機能の表示ができるというものです。(栄養機能食品の規格基準については消費者庁のホームページをご覧ください。)
皆さんは「医食同源」という言葉をご存知と思いますが、これは中国の「薬食同源」思想から着想を得て、近年の日本で作られた造語です。日頃からバランスのとれた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方です。いろいろな健康食品やサプリメントが出回っていますが、そのような補助食品に頼りきりにならず、毎日食べる食事に気を付けて体の内側から健康になりたいものです。
先日、生保に加入したお客さまが医師の診査で悪いところが見つかり、契約が1年先に延びてしまったケースがありました。お客さまは今までの不摂生・暴飲暴食が原因だと理解し、今後は食生活から改善したいと話しておられました。1年後に再契約の予定ですが、それまでに健康な体になっていると良いですね。
お彼岸を過ぎると一気に秋の装いになってきます。食べ物もおいしい季節になりますので太り過ぎに注意して下さい。
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