月間ニュースレター
2012年4月号 「東日本大震災のその後」について
みなさん こんにちは!!
寒かった冬もようやく終わりを告げ、花の咲き乱れる時期となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?暖かくなったのは良いけど、花粉が飛んで大変という方もおられると思います。私も、数年前から目がかゆい症状が出ていますが、いよいよ花粉症が始まったかと心配です。花粉の飛散量は、今年は少ないみたいでよかったですね。
東日本大震災から、約1年が過ぎました。テレビでは特別番組が、雑誌・新聞では特集が3月11日前後に組まれていましたが、本当にすごい震災だったと改めて思いました。被災地では、いまだにがれきの山で、仮置き場にさえ搬入されていないところが多いという現実に愕然としました。
さて、今月は「東日本大震災のその後」を考えてみましょう。
がれきの推計量は、東北3県で2,247万トンもあり、阪神淡路大震災の1.6倍、全国の年間一般廃棄物総量の2分の1に相当するそうです。環境省によると、2月21日時点で最終処分されたのは全体のわずか5%しかできていない状況だと言われています。
東京都・山形県・青森県以外はなかなかがれき処理に賛同しなかったが、このがれきを処理しなくてはという機運がようやく全国的に高まってきました。秩父でも三菱マテリアル、熊谷・日高では太平洋セメント等の企業が手を挙げてくれました。1日でも早く処理が進むと良いですね。
また、被災した建物や家財に対しての補償として、社団法人日本損害保険協会が、東日本大震災に係る地震保険の支払件数及び支払金額を発表しました。
支払は件数・金額ともに宮城県(259,778件 556,389,020千円)が圧倒的に多く、次に福島県、茨城県の順になっています。1995年の阪神・淡路大震災の支払額が783億円だったことに比べると、地震保険が普及したこともあると思いますが、地震の規模がいかに大きく又広範囲だったかうかがえます。
それでは生命保険の分野はどうでしょうか。東日本大震災では、本年3月11日現在で死亡者数・行方不明者数は19,009名(うち行方不明者は3,155名)となりました。社団法人日本生命保険協会の発表では、3月14日現在で保険金の支払いは19,969件 1,522億円となっております。(最終の総支払保険金見込額は約1,670億円で、既に約91%の支払いが終わっています。)
生命保険協会は地震免責の不適用を早急に決定、迅速な支払いの為に必要な書類の一部省略、行方不明者への対応として死亡届の簡易取扱、保険料払込の猶予期間の延長等お客さまに対する取り組みは阪神・淡路大震災に比べ早く充実していました。特に今回の震災の保険料払込猶予契約は、業界累計で約23万件であったが、17万件強(約75%)はご契約を継続して頂いている。残り6万件はご継続いただけなかったが、保険金や解約返戻金のお支払いにより、生活再建に役立ったものと思います。
このようなデータをみると、もしもの時に、地震保険や生命保険に加入していた人と加入していなかった人では天と地の差が出てきます。保険代理店としての我々の仕事・使命は、お客さまがもしもの時の為に必要な保険の普及、そして安心を売る仕事だと改めて思いました。ライフラインで良かった、ライフラインに入っていて良かったとお客さまに言われるために、今後も頑張ります。
東日本大震災の被災者の皆さまの健康と、被災地の一日も早い復旧と復興を祈念します。
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