月間ニュースレター
おがわ通信 9月号
個人用火災総合保険改定のご案内
自然災害の保険事故の増加で
火災保険の保険料が値上がりします
この度のノロノロ台風10号は本当に困った災害でした。大雨もあり、風災もあり、皆様は何かしら被害はございましたでしょうか? 少しでも雨漏りなど、現象がありましたら、火災保険で対応できる面がありますので、ライフラインまでお問い合わせください。
自然災害の増大で、保険の事故も増加しております。それだけ、保険で対応して皆様の生活をお守りしている事でもありますが、保険金が多く出るということは保険料に影響が出てきます。そこで、今回のコラムでは10月1日からの火災保険の改定についてお話し致します。
実は、2023年6月に火災保険の参考純率が改定されたことを受け、損保ジャパンの火災保険においても2024年10月1日以降の保険契約について商品改定を実施することになりました。ご契約(更新)にあたり保険料や補償内容が大きく変更となる場合がありますので、10月1日以降に保険の更新や新規に加入される場合には、ご契約内容をご確認いただきますようお願い申し上げます。
自然災害の増加と
リスク環境を踏まえた保険料改定
甚大な被害を及ぼす自然災害が毎年発生している状況に加えて、住宅の老朽化の進行や修理費の高騰なども背景に火災保険金のお支払いが増加傾向にあります。また、火災保険参考純率を算出するための評価方法が見直されたこと等により、2023年6月に参考純率が改定されました。これに伴い、損保ジャパンにおいても10月1日から保険料の改定を実施したのです。
保険料の改定幅はご契約の内容や建物の建築年月、構造等によって異なります。具体的な保険料については築年数、地域によって変わりますので、詳細を知りたい方はライフラインへご来店頂き、試算ください。
水災料率の細分化
今回の参考純率の改定から水災に関する料率が地域のリスクに応じて5区分に細分化されました。これに伴い、損保ジャパンにおいても水災料率を細分化します。
①細分化の単位: 保険の対象となる建物の所在する市区町村別
②区分数: 保険料が最も安いグループである「1等地」から最も高いグループである「5等地」までの5区分に分類する
「等地」が低い市区町村は、「他の市区町村に比べて相対的に水災リスクが低い」という意味合いであり、どの等地でも水災は発生していますので、「等地」が低い=事故がないという考えではありません。
なお、家財一式は水災料率の細分化の対象外となります。
風災、雹ひょう災、雪災の自己負担額の改定
建物の風災、雹ひょう災、雪災の事故による支払保険金は高額となる傾向があります。特に築30年以上の建物は大きな損害に繋がることが多く、大幅な保険料の引き上げが必要な状況です。
保険料の引き上げ幅を抑え、万が一の大きな損害に対する補償を今後も安定的に提供し続けていくため、損害額の一部を自己負担としていただく改定を行います。築30年以上または築年数不明の建物を含む建物は、自己負担額0円・1万円・3万円を選択した場合でも、風災、雹ひょう災、雪災の事故では、5万円の自己負担額が適用されることになります。
マンション総合保険も改定
個人用の火災保険とならんで、2023年6月に火災保険の参考純率が改定されたことを受け、損保ジャパンのマンション総合保険においても2024年10月1日以降保険始期の契約について、商品改定を実施します。本改定により、ご契約(更新)にあたり保険料や補償内容が変更となる場合がありますので、改めてご契約内容をご確認のうえ、お手続きいただきますようお願い申し上げます。
築25年以上のマンションは
自己負担額が10万円になる事も
築年数が25年以上で、優良物件割引の適用対象外となるマンションのご契約をお引受けさせていただく場合、主契約の自己負担額および以下の特約の自己負担額について、全て10万円以上を設定します。また、優良物件出ない場合は、水濡れ原因調査費用補償特約はセットできなくなりました。
【優良物件出ないと付帯できなくなる特約】
①水災補償特約 ・水濡れ損害補償特約 ・破損・汚損損害等補償特約
②個人賠償責任特約包括契約に関する特約 ・施設賠償責任特約
いまこそ、火災保険の内容は確認しよう
自然災害の影響で保険の支払いが年々増加しています。そのため保険料が増加し、加入できる内容も制限されるようになってきました。今年は台風が少ないそうですが、その分、9月、10月で一気に台風発生が起こるそうです。10月の改定の前に、ご加入の火災保険の内容を確認してみませんか? ライフラインのスタッフに是非ご相談ください。
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