月間ニュースレター
2011年4月号 「地震保険」について
みなさんこんにちは。
「東北関東大震災」で被害は有ったでしょうか?弊社にもお客さまから数件の被害報告が入りましたが、幸いケガもなく、軽微な損害で安心しております。
3月11日に起きた「東北関東大震災」は死者・行方不明者あわせて2.7万人以上(3月24日現在)、地震・津波による建物、道路、ガス、水道等の総被害額は16兆円~25兆円(3月23日発表・内閣府試算)と予想され、まさに未曽有の大災害となりました。
大震災後、「地震保険」に関する問い合わせが急増しております。そこで今月は「地震保険」について考えてみましょう。
Q1.「地震保険」ってなに?
地震・噴火・津波が原因による損害(火災・損壊・埋没・流失)に対して保険金を支払います。
<お支払い例>
*地震により火災(延焼を *噴火により家が損壊 *津波により家が損壊
含む)が発生し、家が焼失
Q2.「地震保険」の仕組みは?
「地震保険に関する法律」に基づき政府と損害保険会社が共同で運営し
ている公共性の高い保険です。1回の地震による総支払限度額は5.5兆円です。それを超える場合は削減されることがあります。
Q3.「地震保険」はなぜ必要なの?
火災保険は、建物・家財の火災などを補償しています。しかし、地震・ 噴火・津波が原因の火災は火災保険では補償されません。
Q4.「地震保険」に加入するには?
「地震保険」単独では契約できません。火災保険に付帯して契約する必
要があります。なお、現在加入中の火災保険に「地震保険」が未付保の
場合、保険期間の中途でも加入できます。
Q5.「地震保険」の対象となるものは?
住居のみに使用される建物および併用住宅、家財が対象となります。契
約金額は火災保険の契約金額の30%~50%の範囲内。契約金額の限
度額は建物:5,000万・家財:1,000万となります。
Q6.「地震保険」の保険料は高いの?
保険料は所在地(都道府県)と建物の構造により異なります。大地震が
起きる危険性が高いとされたり、発生した際の被害が大きいと予想され
たりする地域は保険料が高めです。また、住宅の免震、耐震性能に応じ
た保険料の割引制度があります。詳細についてはお問い合わせ下さい。
Q7.地震が起きた時の支払いは?
建物・家財に「全損」「半損」「一部損」の損害が生じたときに保険金が
支払われます。損害の状況については判定が難しいため、損害保険会社の専門の調査員がお伺いして損害を決定します。
「地震保険」について簡単にご説明申しあげましたが、詳しい内容については、当社(株式会社ライフライン)または損保ジャパンにお問い合わせください。
なお、自動車保険・傷害保険・個人賠償保険は、「地震・噴火・津波」などによって生じた損害は免責となりますのでご注意ください。傷害保険は「天災危険補償特約」がセットされていれば補償の対象となります。Dr.ジャパンは災害の都度保険金支払いの可否を決定する旨が規定されておりますが、今回は保険金支払いの対象とし、減額もしないと決定しました。
上記は概要の説明です。詳しい内容については、当社(株式会社ライフライン)または損保ジャパンにお問い合わせください。
弊社には、社員と取引会社社員で構成する「ライフライン懇話会」という組織があります。先日、被災者の人たちに何かご協力できないかと考え、義援金の募集をしたところ、皆さまのこころよいご賛同が得られました。些少ですが、「ライフライン懇話会」会員一同より、義援金を日本赤十字社に送らせていただきました。
被災者の方々が一日でも早く、今までの生活を取り戻すことができるよう心からご祈念申し上げます。
引受保険会社 (株)損害保険ジャパン日本興亜
(SJ10-21228 2011.3.29)
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