月間ニュースレター

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月刊おがわ通信

2009年8月号 「高度先進医療」について

みなさんこんにちは!
残暑お見舞い申し上げます。

今月は「高度先進医療」の粒子線治療についてお話したいと思います。

群馬大学「重粒子線治療施設」(平成22年3月に治療開始予定)の見学会が、損保ジャパンひまわり生命・埼玉西支社の主催で7月9日に開催され当社から4名参加いたしました。

見学した彼らの感想は・・・・・

  1. ①施設が巨大(体育館ほどの大きさ)だった。群馬大学の施設は、普及型で従来の3分の1に小型化した最新施設だそうだが、その大きさに圧倒された。
  2. ②係員の説明が専門的過ぎてわかりにくかった。光速の3分の2の速さに、炭素イオンを加速するための装置だと言う事は理解できた。
  3. ③治療費が高いのはやむを得ない。約130億円の施工費と言われている。・・・等々

 

【粒子線治療とは】

重粒子線治療と陽子線治療の2種類。粒子線は体表面から一定の深さでエネルギーを出す性質があるため、通常の放射線治療に用いられるX線に比べて腫瘍に集中して放射線を照射できる。つまり、体の深部のがんの病巣だけを集中して狙い撃ちをするため、他の健康な細胞をほとんど傷つけずに治療できる。

 

【重粒子線治療の良いところ】

*痛みを伴いません *傷跡も残しません *副作用も非常に少ない *早期なら根治が可能 *臓器の機能や体の形態の欠損が少ない *体の負担がないので高齢者にも適用できます *X線では治療困難なタイプのがんに有効 *短時間で治療(平均3週間)

 

【重粒子線治療に適したがんは?】

ひとつの部位に留まっているがん、悪黒色腫や肉腫のように一般的な放射線(X線)が効きにくいがん、手術が難しいがんなどです。

 

【重粒子線治療ができないがんは?】

  1. *白血病など血液のがん *胃がん、大腸がんなどぜん動運動をともなう臓器のがん
  2. *乳がんなど、すでに他の良好な治療法が確立しているがん *全身に転移してしまったがん

 

【重粒子線治療が効果的ながんは?】

  1. *頭蓋低腫瘍 *眼腫瘍 *頭頚部がん *肺がん(Ⅰ期) *肝臓がん *すい臓がん
  2. *前立腺がん *直腸がん(術後再発) *骨腫瘍(特に骨盤・脊椎)

 

【治療費用について】

先進医療の費用は全額自己負担となり、健康保険や高額診療費制度による助成は利用できません。ただし、通常の治療と共通する部分(診察、検査、入院、薬など)の費用については健康保険などが適用できます。現在国内で稼動している2施設では、重粒子線治療費は約300万円程度かかっています。(アメリカで同治療を受けると約600万円必要)

毎年がんで33万人の方が亡くなっています。40代~60代以上では死亡率はトップ、30代では2位、20代は3位と非常に高い死因となっています。

現在、様々な治療法が開発されていますが、重粒子線治療はかなり有力な治療方法です。ただし、高度先進医療は一般的に高額な費用が必要になります。この高額な費用を補填する保険が、損保ジャパンひまわり生命の「健康のお守り」の医療(08)用先進医療特約です。一度検討してみてください。

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