月間ニュースレター
おがわ通信 10月号
2021年1月より
火災保険の保険料と
補償内容が改定がされます
すっかり秋で、朝晩の風がひんやりして、虫の声も聞こえてきます。皆さま、風邪などひかず元気にお過ごしでしょうか?
新コロナウィルスのワクチンも来年は目途がつきそうですし、WITHコロナとの生活もある程度慣れてきたかと思います。
今年の秋は大型台風などの被害もなく、本当に良かったのですが、実はここ数年の自然災害によって、これから火災保険などの保険料がアップするのです。特に2018年の保険金支払いは相当なもので、「日本の損害保険 ファクトブック2019」(一般社団法人日本損害保険協会)よると、総額1兆5,695億円となっています。主な支払いデータは以下の通りです。
西日本豪雨: 1,956億円 支払い、
台風21号: 1兆678億円 支払い
台風24号: 3,061億円 支払い
この支払い実績によって、2019年10月に火災保険の参考純率が改定されました。損保ジャパンの火災保険も2021年1月1日以降保険始期の契約から商品改定を実施します。本改定により、ご契約(更新)にあたり保険料や補償内容が大きく変更となっている場合がありますので、ご契約内容や保険料をご確認のうえ、お手続きいただきますようお願い致します。
もし、直近で火災保険の更新がある方は、まずはライフラインのスタッフにご相談ください。また、他社の保険に加入されている方も、保険料の値上がりは全社同じですので、この機会に保険内容やサービス内容の比較検討を行ってみてはいかがでしょうか? 損保ジャパンの火災保険は内容が良いので私どもも自信をもっておススメしています。
では、2021年1月から変わる内容についてご説明します。
保険料の改定 ⇒
❶自然災害の増加による保険料の改定
補償・サービス内容の充実 ⇒
❶費用保険金に関する改定
❷貴金属等(旧明記物件)の手続き簡素化
❸宅配物への補償の拡大
❹火災などの事故時の盗難補償の追加
❺個人賠償責任特約の補償範囲の拡大
補償の縮小・明確化 ⇒
❶携行品損害特約の漁具の対象外など
建築基準法改正に伴う改定 ⇒
❶構造級別判定方法の改定
さらに、地震保険についても、地震保険の始期日が2021年1月1日以降となるご契約から改定を実施します。この内容については、別の機会でコラムで説明させていただきます。
昨今、大型台風や豪雨が多発していることを踏まえ、大規模災害におけるお客さまの備えを拡充するとともに、いち早く保険金をお届けできるよう、費用保険金のお支払いが驚くほど素晴らしい内容になりました。今回のコラムでは、以下その改定内容について詳しく説明致します。
この改定でさらに保険内容がアップしましたの、保険の見直しは是非行ってください。店頭でも詳しくご案内致します。
では、内容の説明に入りましょう。
■修理付帯費用の新設
昨今の自然災害の増加により、仮修理や各種調査が必要な事故が増えているため、これらの費用を補償するために「修理付帯費用」を新設します。
修理付帯費用とは本修理を行うまでの間に一時的にブルーシートをかけるなどの「応急処置費用(仮修理費用)」や、損害が生じた箇所の「原因調査費用」などの費用を言います。
なお、パンフレット等では「残存物取片づけ費用」と「修理付帯費用」をまとめて「復旧に付随して発生する費用」と呼称しています。
■損害保険金の算出方法の改定これまで費用保険金としてお支払いしていた「残存物取片づけ費用」と、新設する「修理付帯費用」を、「損害保険金」としてまとめてお支払いします。
従来は損害保険金と各種費用を別々に計算する必要があったため保険金のお支払いに時間を要するケースがありましたが、この改定によりスピーディーなお支払いにつながります。
■損害保険金の支払限度額の改定上記の改定に伴い、損害保険金の支払限度額を保険金額の2倍に改定します。(復旧費用については保険金額を限度としてお支払いします。)
これにより、「修理付帯費用」の新設に加え「残存物取片づけ費用」に個別に定められていた限度額がなくなるため、お支払いできる損害保険金が増加するケースがあります。
■臨時費用保険金の支払限度額の改定
上記の改定に伴い、臨時費用保険金の支払限度額を以下のとおり改定します。なお、上記改定により、臨時費用保険金も増加する場合があります。(臨時費用保険金を補償の対象とした場合にかぎります。)
最大で契約した保険金額の
2倍の保険金を受け取ることができる
お支払いの図を見て分かるように、2021年1月からは火災保険の保険料はアップしますが、補償内容はそれ以上にグレードアップするのです。
大きな被害があった場合で、復旧に時間や費用がかかると、保険金が1,000万円の場合でも1,200万円出るのです。
理論上は2倍まで保険金アップが可能なので、1,000万円の保険契約で、最大2,000万円の補償が得られることになります。これは凄い!
いまだに2018年の台風の被害を受けて、屋根にブルーシートをかけたままの家屋もあります。もし、このグレードアップした保険でしたら、一時的な復旧をして、さらに元の状態に家屋を修理することができるのです。元通りの生活にすぐ戻れるのです。
今年は台風被害がなかったからこそ、来年のためにしっかり保険内容を見直してみてはいかがでしょうか。ご来店、お電話、メールでも、いつでもご相談お寄せください。
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